勉強の息抜きに

そろそろまじめにいろんなことを決めたり,やらなくてはとは思いつつ何もできていないのかできているのかわからない状況。ともかく小論文のためにでもなると思ってとりだしたパソコンでひたすら何を書くか決まらないまま文字を打っていくといつの間にか画面が文字で埋まる

 

そんなことありますよね(ない)

 

久しぶりに文章を書いてみるときは,新鮮な気持ちで書けるかというとそんなことはなくて何かやりたいことがあったりやるせないような気持ちを抑圧,発散することが後ろ立てとなっているからこう毎回不定期にブログをかいてる気がしてる←

 

 

先日読んだ(最後の数pageを残して読み途中)「タイムトラベルの哲学」

 

あまり読まないようなジャンルでありつつ,読み進めていくうちにやっぱり面白いと感じた。もちろんやっぱりといったのは哲学とタイムトラベルどちらに関しても読む前から少なからず読んだら面白うそうだなと思っていたからだ。

最初の対話形式で進んでいく会話の部分(1章程度だったきがする)は理解するのに時間がかかってしまった。

 

特に幾何学的モデルを用いてタイムトラベルに当てはめるところでは実在性と可能性についてもかなり混乱してしまったし,多分ほぼほぼ理解していない。

 

「単線的決定論」が過去から未来へと続く世界の歴史は一通りしかなくその内容はすべて決定されているとするものであり,「法則的決定論」が我々の精神を含めた世界すべての現象が一定の法則に支配されているという考えであることは分かった。

 

自分が自由である感じを持ちながらもそのすべては確率的な法則に支配されているなんてのも面白かった。もし脳のデータを数値化でき,次にはこのような行動をとるであろうと確率的に予測できるならまさに自由は自由でないとも言えそうだ。

 

もう一つ,タイムトラベルのパラドックスについて深く考えたことがなかったので「現在」から「未来」の自分に会いに行くというSF的な状況はタイムトラベルが可能であったとしてもあり得ないということに初めて気づかされたのが大きかった。

「現在」から自分自身が未来へタイムトラベルした時点で自分自身は「現在」からいなくなり未来では自分がいない世界が広がっているはずである。

時間旅行者が帰還するのが歴史に組み込まれていれば会うことは可。

しかしこれは「単線的決定論を内包している……とまぁ続く

 

ここらあたりはまだわかりやすく論じられていたがこの本全体を説明しろと言われても説明できる気がしない。このようなジャンルの本を読み慣れたとしても難しいだろう。

 

そこで小論文の題に取り上げられていた部分から話題を広げていきたい。

 

「行動形成における遺伝と学習の関係について論ぜよ」

 

人は生まれた時点で両親から受け継いだ遺伝子,すなわち遺伝情報が決定されている。遺伝子によって決まっているのは顔の輪郭であったり骨格,血液型,遺伝子疾患などが挙げられる。ここで,子供から大人に成長していくに従って遺伝子疾患を患っていれば行動形成に影響が出るのは自明である。ここでの影響とは知的障害や自閉症などの症状に見られる特徴的な行動のことである。これら特別な遺伝的な影響を除けば基本的に遺伝情報の上に学習があるといった関係が考えられる。

多くの場合は生まれたときから両親もしくは親に代わるような人から学習することになる。代表的なのは言語であり,なまりや英語であったり日本語を話すのは生まれ持った赤子が人間の本質的な遺伝情報である学習能力をすでに持っているからである。遺伝によって学習能力に差が出ることや学習しずらいといったことは多々あるが重要なのは環境である。子育てに適したような室内でかつ摂取する食事等が子供,しいては大人になった子供の行動形成,学習に影響を与える。生活する環境が日本であれば日本人的な行動特徴を持ち,アメリカであればアメリカ人的な特徴をもつ。

ここで広大な森に置き去りにされてしまったターザンのようなパターンを考えてみよう。この場合森で生活していくうえで人間という体の構造,すなわち遺伝的情報が学習に影響を与える。すなわち遺伝情報の上に学習が位置していると捉えられる。

ただ遺伝と学習の関係は無意識と意識のような関係で,遺伝が土台であるがゆえに行動形成における学習においては遺伝的要素はあまり顔を見せない。例として食事での噛む回数や服の着方は学習や習慣化されたものであり変えようと思えば変えられる。対して遺伝情報は変えられない。すなわち遺伝的情報が行動形成に直接関与することはあまりないということである。

 

したがって,行動形成においては遺伝の上に学習があるといった関係が考えられる。

 

 

 

 

あまりうまくまとまってないのと反論を考えるのが面倒になってしまったので今日はここらへんで